私たちの身近にある自然環境が、開発などによって失われつつあります。しかもそれが知らない間に始まった工事であることも少なくありません。また、その工事も十分な環境アセスメントや情報の公開が行われていない場合があります。ここでは志摩半島地域で行われている開発工事などを取り上げます。
急告!!
突然行われる海岸工事に警鐘!
(急造コーナーです。そのうちきちんと作ります。)
■明和町北藤原海岸 (文責:半田)
ある日突然、漁港の浚渫土を海浜に盛る工事が行われていました。
これによりハマゴウの群落が土の下に埋まって失われました。
この海岸はアカウミガメの産卵地にもなっており、
あまりにも配慮の感じられない工事を問題視した私たちは、
早速明和町に電話で問い合わせましたが要領をえなかったため、
後日文書を送ることにしました。(文書は後日掲載予定?)
 工事の看板
 こんな様子です。手前は残ったハマゴウ群落。
 浚渫土なので水はけが悪く、植生への影響も心配されます。
■志摩町広の浜 (文責:半田)
名前こそ「堤防修繕工事」と大切そうですが、
実体は堤防の後ろにある観光施設から、
直接浜へ降りるための新しい階段を作る工事です。
堤防本来の機能よりも、人の便利さを追求したものです。
今までは階段が小さく、人が通ることの少なかった海浜に
たくさんの人が歩くことによって影響が表れるのは明らかです。
 工事の看板
 こんな様子です。重機や砂により植生が壊されています。
新しい階段を付けるということは、新たな夜間照明の設置も考えられます。
アカウミガメの上陸・産卵にも大きな影響が出るでしょう。
 まばらな植生の生えるこのような場所は、シロチドリの大切な繁殖地です。
砂が固められると、植生は変化します。
人の往来も増え、シロチドリが安心して繁殖することは難しくなります。
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